いろいろな提案の中で揺れ動いた子ども室であったが、現在の子ども室を見てみると、その設置の目的は様々であっても形式上は極めて独立性の高い部屋となっていることは共通している。少子化に伴い、子どもたちは、ますます独立した部屋を確保しやすくなっている。そうした部屋は、プライバシーという美名のもとに設けられたもので、内側から鍵をかけられれば親であっても中に入れない子ども部屋、というわけだ。こうした閉ざすことのできる子ども室は、悲惨な事件などが起きたときにしばしば取り沙汰される。日本では、子どもの起こした問題は子どもの罪ではなく親の責任とされる傾向が強く、子どもと親のコミュニケーションの取れなかったことがその原因と指摘されることが多いからである。そんなときに、鍵のかかる独立した部屋は、親と子どもの断絶の象徴として取り上げられることになる。そして、よく紹介されるのが子ども室の位置から見た悪い間取りである。たとえば階段が玄関ホールにあって二階に子ども室があれば、子どもは親に知られないまま出入りができる。これが一階に子ども室、二階に親の常住する居間があったら、なおさら、悪い間取りとなる。これに対して、居間の奥に子ども室がある場合は、必ず居間を通らなければ出入りはできない。こうした間取りだと、親と接点ができるために、良い間取りといえることになる、というわけだ。こうした考えはわかるが、普段から子どもとの会話を行なう習慣や子ども室に親も入れることや鍵はつけないといった家庭内ルールを確立することも必要であろう。
春日原の賃貸・部屋探し情報
春日の賃貸・部屋探し情報
出雲市の賃貸・部屋探し情報
十三の賃貸・部屋探し情報
JR片町線(住道)の新築一戸建て